シンクロニシティについて

 昔から超常現象には興味がありましたが、数年前にNHKの番組で人間の意識がどのように物質に影響があるのか調べた米国の大学の実験結果を見て、ますます見えない世界に魅かれて何か確信めいたものを持ちました。

 どういう実験かというと、「地球意識プロジェクト」と名付けられた実験で、乱数発生装置を製作して世界中に設置し、人間の意識が電子的な動きに影響を与えることがあるのかどうか地球規模で実験したものです。乱数発生装置とは素粒子の働きを利用して乱数データを発生させる装置だそうですが、通常は「0」「1」がランダムにかつ発生頻度は同じらしく、何か人の意識に影響があるイベントがあった場合、その乱数データに偏りが生じるのか調べることができる装置らしいです。偏りが生じた場合、人の意識と物質に何かつながりがあることが目に見える形で証明できたことになります。

 その番組では、実験の結果、乱数出力の結果が人の意識に連動して同調・同期している現象が現れることが分かり、特に9.11テロが起きた時には有り得ないような極端な変動が観測されたことがグラフ付きで紹介されました。それも、旅客機がビルに追突する前の3時間前辺りから変動が起きていたようです。追突の後であれば、人の意識が何かしら影響を与えたのかなあと思えますが、追突する前に変動する?、なぜ変動が起きたのかその理由を知りたいなあと心のどこかで思っていました。

 そんな中、たまたま本屋に行って目に止まったのが『シンクロニシティ「意味ある偶然」のパワー』でした。最近、身の回りの出来事でよくシンクロするなあと思っていたので、すぐに手に取って買って帰りました。眠る前に何気なくパラパラとページをめくっていたところ、何と「地球意識プロジェクト」の実験の話が載っているではありませんか。それも、9.11テロ当日の乱数出力の分散値の変化のグラフが付いていました。その時に思たのは、「わぁ、シンクロした!」でした。その後もいろいろシンクロが起きました。まず、次の日に、風呂に、以前読んだことがある「思考のパワー」という本を持ち込んで後半の50ページをパラパラと読んでいたところ、すっかり忘れていましたが、ここでも「地球意識プロジェクト」の実験の話が載っていました。出来事が起きる前の変化の現れについては、パラダイムの崩壊が起きていると書かれてありました。。また、その数日後、あるブログを読んでいたら、シンクロの話題になり、この本が面白いと今読んでいる『シンクロニシティ「意味ある偶然」のパワー』が表紙画像付きで紹介されていました。その時は、もう鳥肌が半端なく強烈なものを感じました。それだけでなく、二日前には、よく「1111」のゾロ目の数字を見かけたので、ネットでどういう意味があるのか調べたところ、あのユリ・ゲラ―氏が「シンクロニシティへの始まりを知らせる宇宙からのサイン」と言っていたと、幾つかのブログに書いてありました。シンクロの話をする人は、究極の自己満足と言われたりしますが、もうここまでくると、シンクロは何ら不思議な出来事ではなく、誰にでも起きるものだと確信しました。それがシンクロしていることに気づくか気づかないかの違いだけだと思いました。

 シンクロを信じると、身の回りにおきる出来事には何か意味があるのではと思てきます。意味があると思えば、その時は悪い出来事かもしれませんが、それは何か成長する切っ掛けかも知れません。何かワクワクしませんか。人生を豊によりよく生きられるのではないかと思います。

 ところで、9.11テロの時のように出来事が起きる前になぜシンクロのようなことが起きるのか、この本の中では、まだ科学では証明されていませんが、未来に何か大きな事件が起きようとする時、人の集合無意識(潜在意識)がそれに近づくにつれて興奮して騒ぎだしたのでないかと言ってます。要は、人の集合無意識(潜在意識)が「胸騒ぎ」という状態を世界規模で引き起こし、それが何か物質に影響を与えているのではないか言っています。

 現在、地球の人口は70億を超えていますが、その一部でもシンクロに気づき、身に起きる出来事に何かの意味があると感じる人が増えてくれば、また、意識(潜在意識)が現実を作っていることに気づく人が増えてくれば、社会が大きく変革するようなパラダイムシフトが起きるのでは思っています。しばらくは、シンクロに興味を持っていきたいと思います。