世界を操るグローバリズムの洗脳を解く -日本人が知るべき「世界史の真実」- 馬淵睦夫〔著〕

国際金融資本がどのように世界を支配してきたか、この本を読めば良く理解できます。例えば、近代以降に起きたロシア革命南北戦争第一次世界大戦大東亜戦争朝鮮戦争ベトナム戦争、東西冷戦、ソ連崩壊、最近ではウクライナ危機、イスラム国の台頭などの裏で暗躍してきたと著者は言っています。特にウクライナ危機の関しては、ロシアが悪者にされていますが、元駐ウクライナ大使であった著者は、安っぽい陰謀論ではなく、日本ではほとんど報道されていない事実を積み重ねて筋が通る説明をされています。

世界で起きている出来事は、日本では欧米の報道を真に受けてよく吟味もせずに垂れ流しているかもしれないので注意が必要です。なにせ、欧米のメディアも国際金融資本に支配されているとも言われれいます。特定の人物、国を悪に仕立てて、その裏では一握りの人間が金儲けに邁進しているかも知れません。ただ、こんな時代は長く続くとは思えません。インターネットにより真実を知る機会が非常に多くなっているからです。これからの世界の出来事は、報道通りには受け取らず興味があればインターネットで調べた方が真実に近づけるかも知れません。